影片简介
<p>明治新政府の成立からわずか3年。岩倉具視、大久保利通、木戸孝允、伊藤博文ら、政府要人が1年10か月にわたり欧米12か国を視察する、世界一周の旅に出た。総勢46名、平均年齢32歳の若者たちからなる遣外使節、「岩倉使節団」である。 </p><p> <p>使節団が日本を発った明治4年。日本は国を成り立たせるために必要な制度が未整備で、どのような国づくりを進めるか、そのビジョンすら定まっていなかった。使節団に課せられた使命は、日本が近代国家として生き残るための青写真を、欧米の先進諸国から見出すこと。それは日本の将来を背負う若者たちによる、自分さがしならぬ、“国さがし”の旅だった。一行は、初めて目にする西洋文明に驚嘆し、時に思わぬ挫折を味わいながらも、米英仏の大国から小国まで、その実態をつぶさに観察する。各国の長所と短所を肌で感じた旅の経験は、単なる欧米の模倣ではない、独自の近代化の道を日本が歩み出す出発点となったのだ。 </p><p> <p>番組では、岩倉使節団の欧米視察の道程を、若者たちが「日本の進むべき道」を見出していく“成長譚”の視点から捉え直し、近代日本成立の原動力となった世界一周の旅、その足跡を描く。</p>